⑫それ相応の資金力をつけ、心にゆとりをもっ
独立して事業を始めようと思っても、資金がなければ何もできないとしたら、前途に夢やロマ
ンを描くことなどできない。絶望しかないだろう。ところがそう悲観すべきではない。
独自で事業を始めて大成している人は多いが、そのほとんどが無一文からスタートしている。
事業資金の持ち合わせなどなくとも、けた違いのバイタリティで苦難に立ち向い、みごとにそれ
をはねのけて立派な事業を興し、拡大を成し遂げている。
資金がなかったら
、
持ち前のアイデアを活かして
、そこから新しいチャンスをみつけていくこ
との尊さを、こうした先人は如実に教えてくれている。
中にはまずまずの事業資金を持っている人もいるが、大方は資金力には恵まれていない。豊富
な資金力があっても成功するとは限らない。むしろ資金力に頼りすぎているようだと、かえって
うまくいかない場合もある。
独立起業家として出発するためには「途中でくじけたりせず、必ず成功させてやる」という強
固な姿勢がなければならない。このように真剣な取り組みをしてこそ、初めて成果が形となって
表れてくるわけだ。
こうしたハングリー精神介もなると
、資金力に恵まれない人にこそ沸き起こってくるので、
お
通信販売を始めるにあたっての心構え
金がないからとせっかくの夢やロマンの灯を消してしまうようではいけない。もし資金が乏しか
ったら、発想力や精神力でそれをカバーし、なんとしてでもやり遂げてみせるという強靭な心を
もって前進をしたい。
しかし、「いま自分は資金がないから通販を・:・」というのはいかがなものだろうか。
自舗が持てないから通販をという考え方はまちがっている。カタログ制作費、広告料、
DM や
カタログの送料など考えたら
、
庖舗販売以上に経費がかかることを忘れてはならない。
また通販は時代の波にのっているので、
誰もがいとも簡単にやれると思いがちだが
、それもた
いへんな誤解だ。地域を限定し、限られた商品のチラシを配布して行うような小さな通販ならい
ざ知らず、少しでも本格的な通販ビジネスを考えているなら、小資金ではとてもスタートできな
、
U
できるだけ早いうちに採算がとれるようでなければならない。しかし通
販ビジネスにそれを期待してみても始まらない。通販で利益を上げるためには
、
やはりある程度
の期聞がかかる。数年はかかるとまでいわれている。それをジl ッと持ちこたえていくためにも
それなりの資本力が必要ということになる
事業を始めた以上は、
眼前のことにのみとらわれず、かなり先のことまで展望し、それをすべてクリアーしていける
だけの自信もつけていきたいものである。資金力は心にゆとりを持たせてくれる。ゆとりを持っ
てじっくりと通版事業に打ち込むことで自然に力もついてこよう。
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